【現役公務員が解説】公務員試験の面接で失敗しない方法

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公務員試験対策

こんにちは、現役公務員のリョースケです。

 

いきなりなんですが、
「公務員の面接試験ってめちゃ嫌じゃないですか?」

 

なぜなら、公務員を受験する人って、民間企業受験者と比べ、相対的にコミュニケーションを苦手としている人が多いからなんですよね。「公務員は、民間企業よりコミュニケーション能力がなくても大丈夫!」と思っている受験者が非常に多いです。

 

実際、私が公務員に転職して思ったことが、「公務員ってコミュニケーションが下手な人が多いなあ」でした。民間企業と公務員を両方経験した私から言えることは、総じて公務員はコミュニケーションが苦手だということ。

 

しかし、近年はコミュニケーションの必要性が年々高くなっています。現に自治体側も、コミュニケーション能力を重視して、面接試験に比重を置いているところが増えています。住民窓口の対応なんて、いまやサービス業並のスキルが必要です。


と、いうわけで、
今回は、公務員の面接対策を具体的にどのようにすれば良いか、実際に面接試験を受け、公務員となった私が具体的な対策を解説します。

 

公務員試験の面接では、あなたの論理的思考力をみている

民間企業の面接試験でも、当然論理的な回答は必要です。が、公務員試験はその比重が高いということなんです。それは、いったいなぜなのでしょうか。

 

働いたことのある人であればご存知かと思いますが、面接は人事部の職員が行います。しかし、民間企業と公務員では決定的に違う点が1つあるのです。それは、公務員の人事はアマチュアであるということ。民間企業と違い公務員は頻繁に部署を異動するため、人事部でまだ一年も働いていない職員が面接官となっているケースが割とあるわけです。

 

なので、人事歴何十年なんていうプロがおらず、面接の選考基準をマニュアル化するしかないのです。そうなれば、できるだけ定量的に判断できる指標を多く求める傾向にあります。結果、「発言に矛盾がないか」や「話が一貫しているか」などの表面的な部分を評価されるわけです。

 

誤解を恐れずに発言すると、公務員の業務は民間企業に比べ、クリエイティブな仕事をする必要がありません。むしろ、法令通り正確に、そして論理の矛盾がないような仕事を求められるのです。そういう意味でも、論理的思考力の有無で判断するのは、合理的なんですよね。

合わせて読みたい公務員面接の攻略法

論理的思考力は、緊張すると発揮できない

基本的に論理矛盾のない答えができれば、公務員試験の面接は受かります。しかし、これがなかなか難しいんですよね。それはなぜか、緊張してしまうからなんです。

 

緊張してしまうと、頭が真っ白になり、質問に答えるどころか、つい先程された質問内容すら忘れてしまいます。あなたも、一度はそんな経験があるのではないでしょうか?

 

ただでさえコミュニケーションが苦手な受験者が多い中、緊張して、全く答えられない受験者を集団面接の際何人も見ました。私ももし、新卒で公務員試験を受験していたら、面接でガチガチに緊張していたと思います。

 

公務員試験は、民間企業の面接よりも緊張する

さらに言うと、公務員の面接は民間企業の面接より緊張するんですよね。それはなぜか。受験するまでにかけた時間が、民間企業と比べ膨大だからです。公務員試験は、面接試験の前に筆記試験があります。この筆記試験が、民間企業の筆記とは全く違い、試験の範囲がめちゃくちゃ広いんですよね。

 

それ故、早い人であれば、周りの友達が就活を始める1年以上前から公務員試験の勉強を始めているはず。それだけ努力して頑張って勉強した結果、やっとの思いで最難関といわれる筆記試験を突破したのに面接試験で落とされたらどうしよう。勉強をしっかりした人ほど、そのようなプレッシャーという見えない魔物に取り付かれ、とてつもなく緊張をしてしまうのです。

 

しかし、その悪夢が現実になるかのように、採用試験を行う自治体で筆記試験よりも面接試験を重視するところが増えており、その流れはさらに加速傾向にあります。それなのに、面接試験って筆記試験よりも対策するのが難しいと思わないですか?

 

では、どうすれば緊張をほぐすことができるのでしょうか?

 

緊張をほぐすには、実際に面接を経験するのが1番

この結論に異を唱える方はいないでしょう。高校や大学受験をいきなり受ける人は少ないですよね。ほとんどの人が、事前に模擬試験を受けるのではないでしょうか。模擬試験を受ける効果は、自分の実力がわかるだけでなく、実際の試験の雰囲気に慣れるという意味合いもあります。

 

プロのスポーツ選手でも、実際に試合が行われる会場で事前に調整しますよね。それと同じです。私がなぜ、公務員試験の面接を簡単に突破できたかというと、転職を何度か経験する中で、面接を何度も受けたことがあるからなんです。そのおかげで、公務員試験の面接ではそれほど緊張することがありませんでした。

 

しかし、公務員の面接試験では、事前に面接の練習をする人が驚くほど少ないです。それは大きく2つあると思っています。

 

  1. 筆記試験の勉強でそれどころではない
  2. 受験する自治体の優先順位を決めることができない

 

1.公務員の筆記試験対策の勉強でそれどころではない

そうなんですよね。先程もいいましたが公務員の筆記試験の勉強って尋常じゃないくらい時間がかかるんですよね。なので、まずは目の前の筆記試験をパスすることに目がいき、その後の選考についてまで考える余裕がないんですよね。

 

2.受験する自治体の順番を決めることができない

数多ある民間企業と違い、公務員試験を受験できる自治体の数はそれほど多くはないです。それは、そもそも存在する自治体の数が民間企業に比べ非常に少ないということ、そして、受験の日程を自治体間で合わせているからなんです。

 

つまり、民間企業の就活のように、数受けて面接対策するとか、本命の前に保険の企業を受験するなんていう方法が取れないんですよね。ゆえに、最初の面接試験が本命の面接試験となるケースが多く、結果過度に緊張してしまい失敗するのです。

 

公務員試験の面接の前に民間企業面接を受けよう

先程お話したように、公務員試験は、受けられる自治体が限定されるので、面接の練習というものができないんですよね。なので、民間企業の面接を事前に受けて練習をするのが最も合理的な方法だと思います。

 

新卒の方は民間企業の面接を受けよう

基本的に、自治体の採用過程は民間企業より遅いです。なので、先に民間企業の就活をしてみることをおすすめします。民間企業の採用試験を受けるのはなにも、面接対策ができるだけってわけではないです。民間企業を実際に受けることで、自治体(公務員)との違いが良くわかるようになるんですよね。

 

そもそも人間って、絶対的な評価をすることが苦手で、基本的に相対的に物事を判断します。なので、実際に民間企業の企業面接などを受け、公務員との違いを知っていると、同じ質問の回答でも重みがでるんです。一社だけでもいいので是非受けてみてください。

 

既卒で転職の方は転職サイトから面接を受けるのが吉

既卒の方は、転職サイトから面接を受けるのが良いです。理由は、すぐに面接を受けられるから。新卒の選考過程は筆記試験を受け、それから面接という流れになるため、基本的に1ステップ多くとられるんですが、転職サイトであれば、企業といきなり面接ができます。

 

私が実際に使ったことのある転職サイトでおすすめなのはリクナビNEXTです。スカウト登録をしておくと、書類選考抜きでいきなり面接ができます。さらに、こちらからアクションを起こさなくても、企業側からオファーしてくれるので時間がそれほど取られません。

 

オファーの種類は全部で3種類あるんですけど、その中の「プライベートオファー」なら、企業から個別面接の案内が届くので、書類選考をぶっとばしていきなり面接ができます。

 

ついでにいうと、私が面接を受ける前におすすめしているグッドポイント診断も、リクナビNEXT(リクルート)が提供しています。1回登録すればどちらも使えるので、先に登録だけでもすることをおすすめします。

 

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公務員試験の面接は必ず突破できる

私は民間企業、国家公務員、地方公務員をそれぞれ経験しました。その中で確信したことは、公務員試験は筆記試験が難易度が高いですが、面接は準備をすれば必ず突破できるということ。なぜなら、公務員試験の面接は、上手くやらなくても、失敗しなければ合格するからです。筆記試験対策をしっかりやっている人ほど、面接対策をしっかりやってくださいね。