ここが変だよ公務員。〜こうして市民感覚のない職員が作られていく〜

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公務員のリアル

その1、こうして乗車マナーを知らない職員が量産される

課長「これから、現場に行こうか。ちょっと遠いから車で行こう。」

新人「はい、じゃあ私が運転します。」

課長「いやいや、君は後ろ乗って、私が運転するから。」

新人「えっ、でも‥」

課長「いいから、いいから。」

 

解説

新人公務員は、最初の半年間は試用期間(仮採用)となります。

この期間に、新人は車の運転をしません。

仮採用中の新人はまだ正式な公人ではないので、公用車(公的な財産)を運転することができなからです。

この期間に運転し、事故を起こせば試用期間の延長や、最悪の場合クビになります。

こうしてこの半年間の間に、運転してもらうことに慣れ、車の乗車マナーの知らない公務員が量産されるのです。

 

●車の運転マナー

f:id:y13:20161022084214p:plain

(出典:http://www.digital-sense.co.jp/cc_new/sub/03_7.html

 

その2、1%のリスクに99%の労力をかける公務員

新人「今度の防災訓練をお知らせするサイト作りました。」

課長「ありがとう。紙でもお知らせするから、次は紙の原稿作ってくれる?対象住宅全てにポスティングするから。」

新人「えっ、自治会長に伝えて、ネットでお知らせを見てもらうよう周知してもらえばいいんじゃないですか?」

課長「でもインターネット見られない人もいるでしょ。」

新人「えっ、そんな人ほとんどいないでしょ。ってかそれならサイト作らなくてもよかったんじゃ‥」

 

解説

公務員の仕事には広い公共性が求められます。

少数の住民であれ、他の人と同じ公共サービスを利用できないということは許されません。

公務員の仕事の性質上、ノイジーマイノリティの意見を取り入れざるをえないことが多いため、結果的に費用対効果の薄い公共サービスが増えることになります。

もちろんマスコミに対する、バッシング対策を意識してのこともでもあります。

しかし、財政状況の苦しくなっている今の日本において、これからはある程度リスクをとっても効率的な仕事が求められます。

 

その3、IT化が進むと業務が効率化される会社員、非効率になる公務員

新人「先ほどの会議の報告書ですが、電子決済であげたんで承認お願いします。」

課長「了解。」

〜後日〜

課長「この前の電子決済、重要な書類だから紙に焼いて、ファイルに保存しておいてくれる。」

新人「 電子決済した意味がないのでは‥」

 

解説

世界中でIT化が進む中、公務員の世界もご多聞に漏れずIT技術がどんどん導入されています。

電子決済システムもその1つです。

しかし、公務員はまだまだ紙が大好きです。

重要な書類は、電子決済をしても紙で保存する習慣が残っています。

結局は、電子決済と紙決済の両方を行うことも多く、IT化が進むほど業務量が増えるという矛盾が発生しています。

ある日、消防局の職員が庁舎内を視察した時の話です。

「役所は紙が多すぎて、火災があった時に燃え広がりやすいので、ペーパーレス化を推進して欲しい。」という依頼がありました。

ペーパーレス化を推進するための決済が、紙で回覧されてきた時に、つい笑ってしまったのは記憶に新しいです。

 

公務員について書いている本は何冊か読みましたが、この本が1番読みやすく、公務員についてのリアルな実態がわかってもらえそうだと思いました。

 

公務員ブロガーのりょうすけでした。