公務員を目指すあなたへ、自治体によって給料が違うって知ってた?選ぶ時のいくつかのTIPS

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公務員のリアル

こんにちは、公務員ブロガーのりょうすけです。

公務員には大きく分けて国家公務員と地方公務員の2種類あります。

国家公務員とは中央政府に勤務する公務員のことです。総務省、財務省、国土交通省などの省庁で働いている人をイメージすれば理解してもらい易いと思います。

地方公務員とは地方公共団体に勤務する公務員のことです。都道府県庁や市役所、町役場などで働いている人です。あとは、ほとんどの警察官や消防士もこの地方公務員になります。

 

公務員を受験する人は、国家公務員であれば国家公務員試験、地方公務員であれば各自治体が独自に募集する採用試験を受験しなければなりません。

今回は、どこを受験するのか決めるための判断基準を列挙していきます。

 

1.給与

日本の国家公務員と地方公務員の比率から考えても、地方公務員を受験する人の方が多いでしょう。

地方公務員を受験しようとすると1700を超える地方自治体の中から選択しなければなりません。

候補がいくつもある場合、まずは給与という視点からの判断はどうでしょうか。

地方公務員の給与を知るにはラスパイレス指数を見るのがわかりやすいです。

ラスパイレス指数とは国家公務員の給与額を100とした時の、各地方自治体の給与額を指数化したものです。

つまりラスパイレス指数が100の自治体は国家公務員と同じ給与水準であり、100より大きい数字であれば国家公務員より給与が高いことになります。

ただし、細かい話をすると、国家公務員とは計算方法が一緒ではないため、単純比較はできません。あくまで地方自治体間での比較に留めておきましょう。

 

2.仕事内容

国家公務員は法令やその解釈など大きな制度を作るのに対し、地方公務員はその法令に基づき現場で作業したり、住民対応などをしたりします。

最近は地方分権の流れもあり、地方公務員の仕事範囲も広くなっています。

「この国をこうしたい」という熱い思いがあり、日本が抱える問題の解決や、未来に向けた国家運営に携わりたい方は国家公務員になるべきです。

対して、直接住民と関わり合いたい、現場重視で仕事がしたいという方は、地方公務員の方が向いています。

 

3.異動

範囲も頻度も国家公務員です。

国家公務員は基本的に全国転勤です。

対して地方公務員は採用された地域の範囲だけです。

異動の頻度については国家公務員は早い場合は半年です。

地方公務員は概ね3年〜5年ぐらいでしょうか。

あまり異動をしたくないという人は地方公務員を選ぶのが良いでしょう。

 

4.残業

霞ヶ関で働く本省の職員は忙しいです。

終電で帰られないことは日常茶飯事で、そこらの企業よりよっぽど忙しいです。

それ以外については、本当に自治体や部署によります。

今のご時世、公務員だからと言ってみんな揃って定時に帰るなんてことはありません。

絶対定時に帰りたいと思っている方は公務員はやめた方がいいです。

 

5.昇進

国家公務員の場合は、どの試験で入庁したかによって明確に分かれます。

国家公務員で上にあがりたければキャリアとして入るしかありません。

キャリアになりたければ国家公務員総合職(昔の国家一種)試験を受けましょう。

地方公務員については、採用時点では決まらないので、入庁してからの努力次第です。

 

最後に

公務員を目指すと決めた時点で、どこを受けるかを明確に決めることをお勧めします。

どこを受けるか決めて、都道府県庁や市役所であれば、実際に足を運び、雰囲気を肌で感じで下さい。

そうすれば、足を運ぶ前に比べて、自分が実際に働いている姿を詳細にイメージできるはずです。

結果、勉強のモチベーションも保て、合格に一歩近づくことになります。