フィクション×リアルの融合。大人が「HUNTER×HUNTER」にハマる理由

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趣味

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こんにちは、元マンガ大好き少年のりょうすけです。

私はマンガが好きです。

社会人となり一人暮らしになるまでは、1000冊以上のマンガに囲まれた部屋で生活をしておりました。

最近は部屋にマンガも少なくなり、没頭するほど読むこともだいぶ減りました。

そんな私が今でもハマっているマンガがあります。

「HUNTER×HUNTER」です。

 

私を含め大人がなぜこれほどまでに、このマンガにハマるのか考えてみました。

今日はその理由についてのお話です。

 

大人がハマるマンガの法則は「フィクション」×「リアル」の融合

世の中にはたくさんのマンガがあり、その設定も様々です。

「ドラゴンボール」のように現実離れしたヒーローマンガもあれば、「宇宙兄弟」のようにリアリティを追求したマンガもあります。

しかし、私が没頭し何度も読んでしまうよな漫画は、「フィクション」×「リアル」が上手く融合するような漫画なのです。

もう少し噛み砕くと、絶対にあり得ないような設定なのに、リアルな現実世界の現象を上手く当てはめることで、「もしかしたら現実にあるのかも」と思わせてくれるような漫画なのです。

そして、その最たるものが「HUNTER×HUNTER」なのです。

 

「HUNTER×HUNTER」とは

主人公ゴン=フリークスには、物心ついたときから両親がおらず、「父親はゴンが生まれてすぐ事故で死んだ」と聞かされてきた。「くじら島」の大自然に囲まれて暮らしていたゴンは8歳の時、森で巨獣に襲われたところを、通りがかりのハンターカイトによって助けられる。彼はゴンの父親ジン=フリークスのことを知っていた。カイトは自分がジンの弟子で昔世話になったこと、ジンが自分の知る限り最高のハンターであること、そしてまだ生きていることをゴンに伝える。ゴンはハンターに対して強い憧れを抱き、「自分もハンターになって、父親に会いたい」と夢見るようになる。成長して12歳も間近になったゴンは育ての母・ミトを説得して、超難関のハンター試験を受けるために、生まれ故郷を旅立つ。

(出典:http://dic.pixiv.net/a/HUNTER×HUNTER

 

細かい説明は、他のサイトに譲りますが、この漫画の核となるキーワードがあります。

それが「念能力」と呼ばれるものです。

 

念能力

体から溢れ出す生命エネルギー・「オーラ」を自在に使いこなす力のこと。 

あらゆる生物がオーラを持っているが、それを使いこなせる念能力者はごくわずかに限られる。常識では考えられない力を発揮できるため、念能力者は一般人からは天才超人として特別視されている。またある分野で突出したを持つ人物が、本人も自覚しないまま念能力を使っているケースは多い。 

修行次第では誰にでも習得が可能である(動物ですら可能)。しかし悪用される危険があるため、念の存在は一般人には秘匿になっている。ただしプロハンターには相応の強さが求められているため、念の習得は「裏ハンター試験」になっている。 

 (出典:http://dic.pixiv.net/a/念能力

 

「念能力」とは、人間が誰しも持っている生命エネルギー「オーラ」を自分の体の周りに纏わせ、自在に動かしたり、増幅したりすることができる能力です。

熟練した能力者であれば、ガンや大砲に打たれても耐えうる体となれます。

 

正直、これだけの設定では、よくある少年漫画の1つとして終わってしまいます。

しかし、「HUNTER×HUNTER」が抜きん出ている点は、その特殊な力(念能力)を「リアル」な現実世界の現象と上手く融合させているところなのです。

 

 「念能力」×「リアル」の具体的例

 その1、芸術作品と目利き

世の中には、何億何十億円もするような高価な絵画や骨董品があります。

そのような価値のある高価な作品には、全て作者の「オーラ」が込められているのです。

普通の人間は、ただ垂れ流している「オーラ」を、一部の才能溢れた芸術家は、無意識のうちに自分の作品に「オーラ」を込めるという「念能力」を使っているということなのです。

そして、一流の目利きは、目にその「オーラ」を集めることにより、優れた芸術品に込められた「オーラ」を無意識に感じることができるのです。

一流の芸術作品は一流の人間だけが理解できる。

このような現実世界の現象を「HUNTER×HUNTER」は「念能力」という表現でうまく表しています。

 

その2、怨念や霊

呪いや心霊現象など、世の中にはまだ証明されていない現象が数多くあります。

「HUNTER×HUNTER」では、この呪いやお祓いについても「念能力」の1つだとして扱われています。

例えば、霊であれば、「念能力」により具現化されたものだという設定です。

つまり、霊感が強い人というのは、「HUNTER×HUNTER」の世界では、普通の人よりも「オーラ」を感知する能力が高い人だと言い換えることができます。

呪いや心霊現象(ドッペルゲンガー)などは、一部の人しか体験できることができない眉唾ものの現象ですが、これをうまく「念能力」として扱うことで架空の能力に現実味を帯びさせています。

 

その3、達人

剣の達人は、目に見えない背後の敵の気配がわかるといいます。

常人では絶対できないような神業が、達人ではできます。

「HUNTER×HUNTER」ではこの達人技をも「念能力」の1つとして扱っています。

体に纏っている「オーラ」を自分の体の離れたところにまで広げ、感覚神経を広げることで、気配を感じることができるのです。

つまり、武術の達人と呼ばれる人たちは、無意識的なのか意識的なのかはともかく、「念能力者」ということになります。

 

このように「HUNTER×HUNTER」では、一見あり得ないような特殊能力を、上手く現実世界の現象と融合させることで、「もしかしてあるのかも」と思わせてくれるのです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

「HUNTER×HUNTER」の面白さが少しは伝わったでしょうか。

今思い返せば、私が初めて購入した漫画は「幽遊白書」の第10巻でした。

そういう意味では、私は冨樫義博フリークと言えるのかもしれません。

彼の最大の魅力は天才的なまでに作り込まれた設定にあります。

興味があればぜひ読んでみてください。

 

 

冨樫義博の天才的な世界観を知りたければこちらもどうぞ

 

幽遊白書

もう説明する必要もないほどの有名なマンガですね

 

レベルE

冨樫さんの非凡さがわかる名作です。

全3巻ながら、バリエーションに富んだエピソードはどれも作り込まれており、1つ1つバラバラで完結していると思いきや、最後に全てが繋がっているという素晴らしい作品です。

小説でいうと東野圭吾の「新参者」みたいな感じでしょうか。

シュールなのに、なぜか笑ってしまう一作です。

 

 

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英語ができない奴は「”念”が使えないハンターと同じだ」と思い知らされたので、もっかい”纏”から始めることにした